子どもが反抗期になったらコミュニケーションはこう変えると良いよという話

象の親子 子育てお役立ち

子どもが中学生や高校生になると、言うことを全然聞かず、注意しても上手く聞かないことが増えてくると思います。

 

今回は「青年期の親子間のコミュニケーションについて、どうしたらいいの?」ということについて研究した論文を読んできました。青年期は11歳から20歳くらいのことです。

 

僕も中2から高1までは両親とかなり険悪でしたが、こういう論文を見ると「あーあれが原因だったんじゃないかなー」と思うことがありますね。親についても、自分の態度についても。知っていたらもう少し仲良くできたかもしれないです。

 

お子さんとの関わり方にお悩みの方は、ぜひご覧になってほしいです。

一言で言うと

叱ったり教えたりするより、聴くことが大切になってくるよ

 

参考文献

青年期の親子間コミュニケーションのあり方

小野島萌. “青年期の親子間コミュニケーションのあり方: 青年の発達と Olson の円環モデルの視点から.” お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要 18 (2017): 37-45.

 

青年期のコミュニケーションのポイントは?

青年期前期(11~14歳)がもっとも親子関係が不安定になる傾向があるそうです。いわゆる反抗期というやつですね。体だけでなく、自立に向けて心も大きく成長をしていきます。

この成長にともなって、青年期の子どもは不安定になったり、問題となる行動をとったりすることが多くなります。

 

本論文によると、子どもの精神的健康や発達のために家庭が避難所となること親との関係が安定することが求められるとのことです。

 

といっても反抗期の子どもと、どのようにそんな関係が作れるでしょうか?

そのために大切なことを3つのポイントに分けて紹介します。

きまりや役割を柔軟に変える

中学、高校、大学と大人に近づいていくにつれて、子どもが親に意見したり、アドバイスをしたりすることが増えていきます。精神的にも自立していき、自分の意見を持ちはじめます。

 

この考え方は保護者の方の考えとは違うことも多いです。未熟で甘いこともあります。反抗したいだけなんじゃないかと思うこともあるかと思います。それでも自分の考えをもったことは良いことです。

家のきまりや勉強の約束など、子どもが「こうしたい」「やってみたい」「やりたくない」といったときに、話をよく聞いて柔軟に対応してあげましょう。

 

「なんでそうしたいか?」理由をしっかり聞いてから、対等な立場で判断したらよいかもしれません。賛成するなら、意思を尊重してあげて、反対するなら保護者もちゃんと理由を説明しましょう。

 

お互いに思っていることを話すことは大切です。

子どもに自分のことを話すと良い子に育つ?自己開示のメリット

 

青年の変化に沿って親も柔軟に変化する必要を迫られる。役割やルールの変更が柔軟に変えられることが求められる時期だと考えられる。

 

禁止、制限は効果なしどころか逆効果

親は青年の行動を制限することで青年の危険を回避しようとすることもあるが,それでは青年のことは知り得ず,青年の不適応状態の防止にはならない。

何かを禁止したり、制限をしたりすることで、良くなることはないと言われています。

 

逆上がりできるまで帰らない、ゲーム没収、門限を過ぎたら罰金、これらは私が子どものころにやらされたことですが、見事に効果なしだったと思います。

 

人間は子どもに限らず、「命令されるとやる気がなくなる」というのは、よく言われていることなので、自由にやれることも増やしてあげましょう。

 

青年期は親が青年の行動を一方的にコントロールしようとしたり青年自身のことを聞き出そうとしたりすることは逆効果になることさえある

 

受け入れる聴き方が大切

かといって放任しろ!というわけではありません。

子どもが自分のことを話してきたときは、しっかりと聞いてあげることがとっても大切です。

青年の自己開示による情報を親が受容的に聴くコミュニケーションにより親子間で認識のすりあわせを頻繁に行うことが望まれる

青年と親とのコミュニケーションでは親の受容的に聴く姿勢と青年の自分の感情や意思を親に開示することの連続性が重要であることが示唆された

要するに、

「子どもが自分のこと、意見を話す」

「親が受容的に聴く」

「子ども、また話そうと思う」

のループを繰り返すことが大切で、

  • 親が子どもの情報を手に入れること
  • 子どもが精神的に安定すること

この2つの良いことがあるよということです。

 

逆にこれが上手くいかず、親が子供の話を聞かないで叱ったり、適当にあしらったりすると「もう話してもムダだ」と思ってますます反抗的になっていきます。

加えて、鬱っぽくなり、ストレスがたまってしまう子もいるそうです。

青年の親への秘密保持が青年の低い自尊感情や抑うつ感,ストレスなどに横断的にも縦断的にも寄与している

 

「聴く力」は子どもの自尊感情のためにも身につけておきたいですね。

元通級教員が不登校、発達障害の子どもと関わるのに一番役立った本

 

まとめ「明るくおおらかに」

この論文は「自分の気持ち、体験を子どもに話すこと(自己開示)は良いことではないか?」という私の思いを確かめるために調べていたら見つけたものです。下の記事↓

子どもに自分のことを話すと良い子に育つ?自己開示のメリット

 

読んでみると、反抗期の難しい時期の子どもに対しても柔軟なこと、制限しないこと、聴くことが大切だということが感じられました。

 

生意気に感じることも増えると、ついつい叱ったり、禁止したりしたくなることもあると思います。

それが結果的に、関係を悪くしてしまうかもしれないということだけでも知っておくとよいかもしれません。

 

当記事は、参考文献をもとに考察したもので、信頼性、妥当性を保証するものではありません。ご自身の判断でご家庭やお子さんの状況に合わせてアレンジしながら、参考にしてください。

 

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