アナログゲーム療育におすすめのボードゲーム32選【コミュニケーション練習にも】

発達障害

ボードゲームやカードゲームは、楽しく遊びながらコミュニケーションに大切なことがいっぱい学べます。

ゲームには、ルールがあり、自分の納得のいかないことや周りの人の戦略に負けることもあります。

「順番は守ろうね」と言葉で教えるよりも実践的です。

 

発達障害のある子には、他人の気持ちを考えることが不得意だったり、自分のこだわりが強く受け入れられない子もいます。

あるいは学習障害のある子で、計算が苦手だったり、論理的に考えることが得意ではないこともあるでしょう。

 

発達障害のある子の子育てでは、ついつい「できないことをできるように」と思ってしまいますが、ボードゲーム中には、お子さんの良いところも見つかります。

 

おうちで楽しく、良いところをほめてあげながら、苦手なところを学んでいく。

そのためにボードゲームをぜひぜひやってほしいです。

 

最近では、「アナログゲーム療育」として専門に研究されている方もいて、療育の場に取り入れられています。

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ボードゲームから学べるものはこんなにある!

  • 質問をする
  • 協同作業をする
  • 順番を守る
  • ルールを守る

といったコミュニケーションをとる機会としてはもちろん。

  • 相手の立場を考える
  • 他人のやっていることから察する
  • 論理的に考える

といった頭を使った活動としても

  • 箱に片づける
  • 細かい道具を使う

細かい作業をする微細運動としても効果的です。

 

他にもまだまだあります。その子のいろいろな面が見えてきます。

  • 負けを受け入られないで途中で止める
  • 勝ったらめっちゃえばる
  • 教えてあげたり、気配りができる
  • わざと負けてくれる優しいとこ
  • 嘘をつくのがすごい下手

いいところも悪いところも見えてきて、これから身につけていく必要がある力が見つかったり、学校での友達とトラブルのもとになりそうな課題がわかったりします。

 

そして何より楽しいです。おうちでぜひ一緒にやってほしいです。

大人に勝つ経験もできるので、「自信」にもなります。

 

大人に勝つのって、子どもにとっては嬉しいものなんです。

かといってわざと負けまくるのはダメです。

【簡単】子どもの「やる気」と「自信」を引き出す一言!「○○しよう!」

 

それでは、私が中学生、小学生の子どもたちと実際に一緒に遊んでいたゲームを紹介します。

使って良かった!ボードゲーム32選

まずは会話の必要のないゲームを紹介します。質問をしたり、難しい戦略を考えることが苦手な子にもやりやすいです。

話さなくてもできるゲーム

ナインタイル

お題に合わせて9つのタイルを並べ替えるゲームです。
図形を見る認知、カードをめくる、指先の運動にもなります。
早い者勝ちにすると勝てなくなってしまう子もいるのでそこは工夫が必要です。

ウボンゴ

負けても点がもらえるパズルゲームです。
テトリスのようなブロックを枠にハマるように並び替えます。

ブロックス

同じブロックを並べるゲームですが、みんなで同じボードを使います。
会話はなくても良いですが、順番を守る・邪魔をされるといった他人との関わりがあります。

四目ならべ

たて・よこ・ななめに自分のコマを4つ揃えたら価値です。
勝つために見通しを立てて、相手の手を防ぐ必要があります。
自分のことだけ考えていると、気が付いたら負けています。注意力も必要です。

短所を長所に言い換えたいやき

なまえの通り、「心配性」→「用心深い」など、短所の裏に長所が書いてあるカルタです。
自分に自信のない子や、つい人の悪口をいってしまう子と一緒にやっていました。

コミュニケーションをとるゲーム

話し合い

相手の順番を待つことやお金のやりとりがあるゲームです。

街コロ

お金を稼いで街を完成させます。相手の番にもお金がもらえることがあるので、他人の番も注意する必要があります。
運と戦略のバランスが良い、子どもでも遊びやすいゲームです。
かけ算、たし算の計算が自然と必要になるのも良いです。

人生ゲーム

定番ゲームですが、お金のやりとり、保険、職業など勉強になることはいっぱいあります。
ルーレットを回すのが苦手な子もいます。

カタン

戦略を立てて領地を発展させていくゲームです。
時間がかかりますが、じっくりやるとそれぞれの戦略に個性が出て面白いです。

嘘を見破るゲーム

嘘をつくのは良いことではありませんが、他人の気持ちや考えを想像するのにとても良い機会です。

「なんでそんなことを言うのだろう?」

「今、誰が嘘をついているのだろう?」

と勝つために相手の考えを一生懸命考えます。

 

そして逆に嘘をついていることがバレバレなこともあります。

本心を隠して、建前を言うことも大切だと教えてあげましょう。

ファブフィブ

1ケタの数字の書いてあるカードを3枚組み合わせて3ケタの数字を作ります。
できた数字を隣の人に渡して、渡された人は「元の数より大きい数にして」また隣に渡します。
どうしても大きい数にできないことが出てくるので、そのときには「嘘をついて」渡します。
ばれないで受け取ってもらえたらセーフです。怪しかったら当てます。
緊張感があっておもしろいです。

インサイダーゲーム

親役の人に「はい」「いいえ」で答えられる質問をして、お題を当てるゲームです。
ただそれだけでやっても面白いですが、このゲームでは質問する側に「答えを知っている人」がいます。
その人をインサイダーと言い、バレないようにみんなでお題を当てられるように頑張ります。
ちょっとルールが複雑ですが、人に質問をする練習にもなります。

ワンナイト人狼

短い時間で終わる人狼ゲームです。1回5分くらいで遊べます。
自分たちで積極的に会話をして盛り上がれる場合にオススメです。

犯人は踊る

ババ抜きのババ(このゲームでは犯人と言う)を持っている人をあてるゲームです。

指名してカードを交換したり、隣のひとから1枚ひいたり、自然とやりとりが多くなるカードゲームです。犯人を持っている人は、他人に押し付けるか、逃げ切るためにポーカーフェイスをします。

協力をするゲーム

ヒットマンガ

マンガのセリフを自分で考えるカルタです。
順番に読み手になるので、全員が言葉を考えることができます。
取る側は、読み手がどのコマのセリフを言ったか想像してあてます。
あたれば読んだ人と取った人にポイントが入ります。
誰も当ててくれない場合や恥ずかしがりやでセリフを言えない場合は要注意です。

ザ・ゲーム

見た目はごついですが、数字を使った協力ゲームです。

お互いの手札を交互に出しながら、ゲームクリアを目指します。

つっこみカルタ

お笑い芸人のように相方を作って、コンビで戦うゲームです。
「好きな映画」などのトークテーマがかかれたカードと「なんでやねん!」といったツッコミカードがあります。
トークテーマについて話している途中で、ツッコミカードのセリフでつっこんだら点数がもらえます。
ボケるのが難しすぎて、トークテーマのカードだけで使っていました。

推理をする、戦略を立てるゲーム

アナログゲームは論理的思考を鍛えるのにも向いています。

相手の戦略を見破る、数学的に考える必要があるゲームを紹介します。

アルゴ

交互に相手へ「このカードは3ですか?」のように質問しながら、相手のカードを当てるゲームです。聞かれた方は正直に答えなくてはいけません。
質問をもとに推理をして、相手のカードを全部当てたほうが勝ちです。
負けたくなくてもルールを守って、嘘をついてはいけないゲームです。

算数ゲーム

アルゴをさらに複雑にしたゲームです。中1でならう文字式のような考え方の勉強になります。
数字に加えて色があり、より論理的に考える必要があります。
数学が超苦手な子には難しいです。

バトルライン

2人で対戦するカードゲームです。
トランプのように数字の書いてあるカードを9つの列に並べます。
それぞれの列の合計の数が大きいほうがその列の勝ちで、勝った列が多いプレイヤーの価値です。
特別な効果があるカードの使い方を考えるのがとてもおもしろいです。

どうぶつしょうぎ

将棋を簡単にしたものです。動かし方もわかりやすく、短時間で繰り返し遊べるので、「つぎはちがうやりかたにしてみよう!」と勝った負けたの経験にもちょうどいいです。

マスターチェス

やり方がコマに書いてあるチェスです。コマの少ない「簡単チェス」もできます。
将棋バージョンもあります。

ラミィキューブ

じっくり組み合わせを考えるマージャンのようなゲームです。
同じ色で「1,2,3」のような連番か、同じ数字で「2,2,2」のようにカタマリを作って自分の前に出していきます。
他の人のカタマリに付け加えても良いし、もらってきても良いです。
「どう組み合わせたら手持ちを減らせるか?」
他人の様子も見ながらじっくり考えるのが面白いゲームです。

 

体や指先を使うゲーム

投げたり、飛ばしたり、引き抜いたり、微細運動、粗大運動にもなるゲームです。

バウンスオフ!

ピンポン玉をバウンドさせて枠に入れるゲームです。
跳ねた先を予想しながらの力加減がけっこう難しいです。

アイスクール

ペンギンを指ではじいて、相手にぶつける鬼ごっこのようなゲームです。
動画を見て買ったけど、かなり難しいです。

スティッキー

崩れないように棒を引き抜くゲームです。
ジェンガのように大きな音が出ないのが良いところです。
色ごとに点数が決まっていて、最後に簡単な暗算もできます。

ボキャブラリーを増やすゲーム

言葉を使ったゲームです。大人が有利になってしまわないように注意しながら、楽しんで語彙を増やしてあげましょう。

もじぴったん

クロスワードのように言葉をつなげていくゲームです。
思いつかなかったらヒントをあげましょう。

ワードバスケット

しりとりのカードゲームです。手持ちのカードにある文字でしりとりをします。
早い者勝ちで出すルールですが、それだとできない子もいるので、順番制にしたり楽しめるように工夫してほしいです。

想像、表現をするゲーム

お題の絵を作ったり、イラストに名前をつけたり想像力が必要なゲームです。
言葉に表現することが苦手な子にも挑戦してみてほしいです。

エセ芸術家ニューヨークへ行く

お題の絵をみんなで完成させるゲームです。
一筆書きで順番にみんなで1つの紙に絵を描いていきます。
書き終わったら、人狼のように「1人だけお題を知らない人」が紛れているので、その人をあてます。
お題を知らない人は「周りの人を見て知ったかぶり」する必要があります。

ピクテル

非常口のマークのようなイラストを組み合わせて、お題のイラストを作ります。
限られたマークから表現しなければいけないので、お題を作る方も当てるほうも想像力が必要です。

ディクシット

ちょっと不気味な絵本のようなイラストに「題名」をつけて、みんなでそれをあてるゲームです。
あてる側の人もその「題名」っぽいカードを自分の手札から1枚出します。
国語の読み取り問題が苦手な子に挑戦してほしいです。

ルールをよくみて従うゲーム

テストプレイなんてしてないよ

「じゃんけんをしてチョキだったら負け」などいきなり理不尽に負けることもあるゲームです。
色々な効果が書いてあるカードがあり、順番に1枚ずつ使っていきます。
カードの効果をよく読んで、ルールに従わないとすぐ負けちゃいます。
負けてもふざけてて面白いので、負けを受け入れるのにいいです。
でもめちゃくちゃなので人によります。コロコロコミックのギャグ漫画が好きなら合ってそう。

よく注意してみるゲーム

よく見ていないといけないといえば、早い者勝ちのゲームに「ドブル」があります。

ドブル

出された、2つのカードから「両方に載っているものを見つけます」
注意して見比べる必要があるので、集中力、注意力が鍛えられそうです。
個人的にスピード勝負は勝てないので苦手です。

覚えるゲーム

ナンジャモンジャ

似たような「はやく反応する」ゲームです。
カードを1枚ずつめくり、最初はカードのキャラクターに引いた人が名前をつけます。
名前の付いたキャラクターが出てきたら、その名前を早く言った人がカードをもらえます。
キャラクターがだんだん増えていきます。
覚えた名前がごちゃごちゃになってくると、とても盛り上がります。

最後に「ボードゲームで楽しんで、自信をつけてあげよう!」

今まで私がやってきたボードゲーム・カードゲームを紹介しました。
ぜひお子さんと一緒にやってみてほしいです。
そして、ほめてあげて「自信」をつける経験、アドバイスをしてあげて「こうやってやればいいんだ」という経験をさせてあげてほしいです。
でもなによりも、親子で楽しい時間を過ごしてほしいです!
ちょっとでも気になるゲームが見つかったなら、嬉しいです。
ではご覧いただきありがとうございました!
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