こんにちは、元中学校教員のひなせです。私が所属していた特別支援学級では、自立に向け、「勉強の仕方」を教えていました。
このページではその際に参考にした本をまとめています。
- 勉強の仕方についての本
- 問題集
- 読み物
について、購入した理由や使い方について紹介しています。障害理解や生活習慣については別の記事にまとめています。あわせてどうぞ。
発達障害の理解、子どもとの関わり方に役立つ本まとめ1【障害理解】
発達障害の理解、子どもとの関わり方に役立つ本まとめ2【生活習慣、社会生活】
【中学生編】学級文庫にしてほしい、子どもに読んでほしいマンガ5選
勉強法
5教科
英語
クイズやクロスワード形式でやったほうが楽しんで取り組めるが、英語のものは難しい。超簡単が簡単じゃない人もいる。
ドラえもんの英語版。といっても日本語も書いてあるので、英語の勉強になっていたかはわからない。読んではいたから、置いておく価値はあったと思う。
自分が英文法を勉強するのに一番に役立った本 。時制や冠詞など、英語ならでは疑問に答えなくてはいけなくなった時に引く辞書的な役。
教科書より短い簡単な文が分野ごとにのっている。それを作文させてもいいし、ならびかえ問題作ってもいい。英語が苦手な子にはまず、ならびかえ問題が有効だと思う。単語は見て写せばいいし、 書いてるうちにつづりや読みに慣れていく。
日本語にすると同じ意味だが、使い分ける英単語の解説書。こだわりの強い子や説明がないと納得できない子に会った時に役立つ。イラストがわかりやすくて、「こうやって視覚的に説明したらいいのか~」と勉強になる。
数学
「わかりやすい」「簡単」「15分で」 などいろいろありますが、「これが絶対いい!」というものは見つかっていません。人それぞれ得意不得意、好き嫌いが異なるためです。
選ぶ基準は、問題量、解説の量、スモールステップ具合などです。
スモールステップ具合というのは、
- 途中式が書いてあるか、いきなり答えか。
- 途中式に空欄を埋めるところはあるか。
- 一番最初の問題がどれくらい易しくて、最後はどれくらい難しいか。
などです。
途中式の空欄補充は、子どもによって余計に難しくなるので要注意です。自分と異なる考え方をされると理解できないからです。
パズルの問題なら一生懸命やる子とよくやってました。競争すると勝つために頑張ります。
似たような理由で大学入試の問題をやったときもあります。確率とかだと中学生でもできることがあります。難易度は調整する必要はありますが、自信をつけさせるために年上がやっていることに挑戦させるのも良いと思います。
国語
ボキャブラリーが少ないと、一人で勉強をするのにも、会話をするのにも苦労します。小学生用の物を使うときは自信をおとしたり、怒らせたりしないように注意が必要です。
中学生用もありますが、まずは簡単なものからやっていました。
音読の練習に。あんまり使わなかったけど、読むのは好き。
社会
教科書準拠ではないけど、世界地理、雑学系の問題集。穴埋め、選択肢が書いてあるので、取り組みやすい。
同じシリーズの日本版。歴史やお城、電車の問題があって好きな子はめっちゃやってた。
勉強になるかは・・・?だけど、話のキッカケにはなる。暇なときにパラパラ見てたら、雑学がつく、かも。
「修学旅行で行く」「家族旅行で行く」など自分に関係のあるところから興味をもたせる。歴史や文化についても書いてあるから、ちゃんと勉強になることもある。
理科
ニュートンライトシリーズは読みやすくて、パズル系もあって全種類そろえて置いておきたい。読ませるというより興味を持った子にあげたい。
写真がキレイで見ているだけで楽しい本。視覚優位の子は教科書で話を聞くだけより、事物部の写真を見せたほうが理解が進むと思う。
勉強に興味をもたせるキッカケに読みやすいこういう本がオススメ。子どもが読まないなら自分で読んで、雑談に使う。生物以外のシリーズもおもしろい。
最後に一言
また新しく読んだら随時追加します。
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